消費税15%でも財政悪化
2011年2月20日毎日新聞より。
内閣府が作成した「消費税増税シミュレーション」は
消費税を14年から5年間、
(1)毎年1%ずつ10%まで引き上げる
(2)2%ずつ15%まで引き上げる
の2ケースを想定して作成されました。
結果、15%のケースでもグラフは右上がり。
財政赤字の膨張は止まらないということです。
当時は、鳩山由紀夫首相、菅直人副総理兼財務相でしたが、
その後首相になった菅さんも、ここまでひどいシミュレーションを国民には伝えられず、
掲げた「消費税10%」も猛反発に合い、頓挫。
このときの「増税シミュレーション」も公表されず、お蔵入りです。
このまま無策状態が続けば、10年度末の借金残高はGDP比180%超(約870兆円)となり、財政危機に陥ったギリシャの130%を大きく上回ることになります。