消費税は政権の鬼門
いままでどの内閣も消費税を話題にするたびに国民の大不評を浴びて、力を失ったり倒れたりしてきました。
「消費税は政権の鬼門」といわれます。
その歴史を見てみましょう。
1978年 大平内閣
「一般消費税」の導入案を出したが、世論の猛反発に合い、衆院選で過半数割れの惨敗を喫し、挫折。
1987年 中曽根内閣
「売上税」法案を提出したが、党内外からの反発を受けて廃案となる。
1988年 竹下内閣
消費税3%の導入を成し遂げたのが竹下首相。
しかし、消費税導入による予算審議の行き詰まりから総辞職に追い込まれた。
それを引き継いだ宇野内閣は参院選で大敗。
1994年 細川内閣
消費税を廃止して税率7%の国民福祉税を導入する構想を打ち出す。
世論の大反発を受け、撤回。
1997年 橋本内閣
消費税を3%から5%に引き上げた。
(うち地方消費税は1%)
その後の参院選で大敗し、退陣に追いやられた。
2003年 小泉内閣
消費税課税業者の課税点が売上げ3000万円から売上げ1000万円に引き下げられた。
価格の税込み表示が義務化された。
2009年 鳩山内閣
衆院選で消費税の引き上げを4年間は行わないと公約。
政権交代を実現。
2010年 管内閣
消費税率の引き上げ方針を表明。
「自民党が提案している10%を参考にする」
参院選で過半数割れの大敗。
ねじれ国会へ。
このように消費税を口にした政権は悲しい結末を迎えています。
消費税議論は封印するほうが安全なのです。